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「染色を知る」染色の方法に関する用語

染色を始めて体験される方、これから勉強してみたい方を対象にして用語などをお伝えします。

■ 『染色の方法に関する用語』

1.染浴
繊維など染色対象を染めるため、染料や助剤などを水などの媒体に溶かしたもの。

2.染料使用量
浸染で使用され %o.w.f.で表します。o.w.f.は"on the weight of fiber"の略で「繊維の重さに対して」という意味です。
たとえば、2%o.w.f.の場合は染めるべき繊維の重量の2%の染料を使用するということですので、100gの布ですと染料は2gということになります。

3.染浴濃度
染浴の中に染料がどれだけ含まれているのかを示すものです。引き染めで使用されます。

4.浴比
染めるべき繊維と染浴の量との比で、1:30や1:100と表します。例えば、布100gを染めるために染浴を5ℓ(5,000㎖)使用しますと、浴比は1:50ということになります。

5.ストライク(初期吸着)
染浴の中に繊維を入れますと、ただちに染色現象が開始されますが、端的な場合には初めの数分間で染料の大部分が繊維に移行してしまいます。このような「初期吸着」を「ストライク」といいます。

6.染色堅牢度
染色した物が使用中に日光や洗濯、汗、摩擦などによって受ける作用に対する安定性を「染色堅牢度」といいます。
50項目近くがJIS規格で決められており、それぞれに決められた試験方法によって変退色と汚染の程度を判定しています。等級は1級(最も弱い)〜5級(最も強い)とされています。耐光堅牢度については8級まで。

7.染着量
繊維の単位重量当りに吸着した染料の量を示すものです。
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